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by shiu57577

カテゴリ:まとめの短歌( 14 )

あいのうた ふたたび

わたしからあなたをひいた 愛だけがそこにはのこりさみしそうです

カーテンがぱたぱたしてる 愛らしいわたしがきらいな色のカーテン

愛のこと考えながら桃を剥く 暑さであたまどうかしている

地図なんて見ないで人に聞けばいい 愛する人に愛されたいな

欲はなく生きてるけれどときどきは愛する人に愛されたいな

どうなるかくらいは自分でもわかる 欲しくて欲しくないような愛

干からびた野菜がいじけはじめてる 愛はまだまだ残ってるのに

気味悪いくらいにきみを好きすぎて涙が出ます 愛ってやだね

愛なんてどこにも存在しないけど想像以上においしいごはん

憑き物が取れたみたいに軽くなる 違う気持ちで歌ってる愛

あきらかに手もなにもかも届かない人を愛するしょうもない癖

あたらしく発売されたチョコなんて愛しているに決まっています

ビスケット2枚つまんで颯爽とセミが鳴く日に愛から逃げた

どうみても自覚しないで愛を得るきみには何も言ってあげない

終電を見事に逃ししかたなく思う存分愛を語った

ふんわりと両手を添えて返します ささいなことに愛はありそう

愛があるふたりはきっとおなじとこ行けるはずです どこでもドアで

きみとなら愛よりも恋 悪いけど死ぬまで服を着ててください

愛なんて語らないけど 終電は行ってしまった なにか話そう
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by shiu57577 | 2005-08-16 21:48 | まとめの短歌

ねこのうた

いつだって駅への道は駆け足だ きみがいってた猫に会えない

ブサイクな猫を飼うのも作戦と思ってるけどもうたぶんだめ

きょうもまたおいしく出来た夕ごはん猫に見せびらかしていただく

きみのネコなでくりまわす お互いにしらけた顔がまたよいのです

どうしてかわからないけど深夜には出かける猫がきょうそばにいる

猫町に行きたいのです どの角を曲がっても猫 猫 猫 猫 猫

この猫がいなくなったらわたしたち話すこととかあるのだろうか

この猫になにかお礼をしなくちゃね 怒るのなんてばかばかしいや

猛烈に猫を飼いたい日があって口にだせないことを思ってる

NYチーズケーキが好きな猫 言ってみただけ 今食べてんの

どうせならきみにほえたりする犬やつんとすました猫になりたい

ばあちゃんの猫(くーちゃん)は絶対になにかしようと企んでいる
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by shiu57577 | 2005-08-16 21:42 | まとめの短歌

あめのうた

歩道橋歩くふたりを見つめてた わたしたちそれぞれに降る雨

こまったな きみに持たせる傘がない しょうがないから泊まっていけば?

もうだめだ 静かに抱えていた熱を雨が放出させろとわめく

旅先でビニール傘を買いました どこに捨てるか考えながら

会話など必要ないよ 横にいることや休みや雨がうれしい

心臓の音一回につき雨の音が三回 バランスがいい

誰ひとり喋らないからいちばんに口をひらいた 雨が降りそう

真っ先に雨に当たった ひとことも口を利かないはずだったのに

雨雲が本気を出してこの空を暗くしたので覚悟を決めた

こんな日に三つ眼の猫と遭ったのだ 4月最後の雨の日だった
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by shiu57577 | 2005-08-16 21:39 | まとめの短歌

ドラえもんのうた

まっさきにジャイアンが駆けつけてくれた ひみつ道具が見たかったのに!

愛があるふたりはきっとおなじとこ行けるはずです どこでもドアで

桃色のドアなんてこんな場所にしかないのかなんてだまって見てた

なんとなくどこでもドアに似てたのでこのアパートに住むことにした

あまりにもわがままでたまにやさしくてなんかジャイアンぽいひとだった

竹とんぼ 頭につけたりしないけど勢いつけて空に飛ばした

忘れてた何かを思い出せそうな気がしてみてる ピンク色のドア

「おじいちゃんそのネコはただのネコですよ」なんていわずに呼ぶね、ドラちゃん

「おじいちゃんそのネコはただのネコですよ」なんていわずにドラえもんと呼ぶ

ジャイアンもここまできたか 武道館なんて誰もがばかにしていた

手をつなぎふたりでドアを開けたのに行きたい場所へ行ってしまった

手をつなぎふたりでドアを開けてみた 思わず声を出して笑った

ほかの子は行っちゃったけどそれでいい 引き出しの外で未来を想う

好きなときおふろに入る生活をしてます しずかちゃんみたいでしょ

しずかちゃん たまにはジャージとかはいてだらだらするのも結構いいよ

おじいちゃん わたしが描いたネコをみてドラえもんってわらっていたね

ドラえもんよりも好きだといっただけ なんでそんなにうれしそうなの

横にいる老人がただの猫のこと ドラえもんって言ってた いいね

ジャイアンのファンが度々訪れる 聖地になった近所の空き地

武道館ファイナルをむかえジャイアンが不遇時代をついに語った

武道館ファイナルを迎えジャイアンが不遇時代のオレ様を語る

「おい○○○ むしゃくしゃするから殴らせろ」 理不尽だけど気持ちはわかる

傘くらいぼくのポッケにあるけれどずぶぬれで家に帰りたいんだ

「ドラえもん感動編」を引き出しに入れて歩いた小人の靴屋

「ドラえもん 感動編」を引き出しに 部長も少し泣けばいいんだ

少しだけ飲みすぎたかなドラえもん 君の話をしたくなったよ

ぼんやりといろんな桜を見て歩きどこでもドアで帰る休日

ぼんやりとどこまで行けるのか試しどこでもドアで帰る休日

やられたらやりかえせってドラちゃんが道具を貸してくれたんだけど……

同世代かもしれないな野比のび太 研究は進んでいますか?

未来から突然きみが現れた これは一緒に住むべきなのか

平日に昼寝したいよドラえもん 土管はいまもあの場所にある?

自作したタケコプターの実験をするためぼくは屋上に行く
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by shiu57577 | 2005-04-30 11:59 | まとめの短歌

うそのうた

知りたくもないような嘘を丁寧に教えてくれてやさしい人ね

昨日なら笑い飛ばせた嘘なのに でかいスプーンでレディーボーデン

嘘ついて神さまとかが怒ってるような気がした 外は嵐だ

毒みたく嘘も抜ければいいのにと目を閉じながら考えてみた

はちみつを必要以上にかけてやる うそつきばかと文字入りにして

嘘がないことを証明したくって送るメールはまるでいいわけ

それなりにやさしかったよ しょうもない嘘にいちいち怒ってあげた

ヤキソバを買いにいくのは嘘じゃない 彼を貸してね 何もしないから

ヤキソバを買いにいくのは嘘じゃない 奴の手をひきうんと遠くへ

お刺身を盗んでいったあのネコは嘘をつきそう 気が合いそうだ

思い出がすべて嘘だと知ったとき悲しくなくて泣きたくなった

この嘘をきのうあなたについてから驚くほどに体調がいい

助走しています これから積み上げた嘘を軽々飛び越えるため

嘘つきと笑顔で言って それだけで救われそうだ きょうならたぶん

お返しのつもりであげた嘘だからそのお返しはもういりません

根性はないよ全く でも君につき続けている嘘 これが愛?

下手な嘘つく人の目をじっとみてごめんなさいを言わせる遊び

「嘘でしょ?」と君が聞くからつい「うん」といいそうになる スプーンを運ぶ

青空と白い煙を眺めてる 横一列に並ぶ嘘つき

やさしさがつかせた嘘と思いたい みんな黙って服を着がえた
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by shiu57577 | 2005-04-30 11:58 | まとめの短歌

いちばんのうた

あの人はもう一番じゃありませんなんて言ったら喜ばれたよ

テーブルにぶつけた指がさっきからいちばん痛い とても平和だ

この中で一番上手い嘘をつく人に騙され幸せだった

あの人がされたら一番嫌なこと 突然思い出してしまった

うしろから一番なのにつまずいた 誰の仕業か教えてほしい

整理券1番だった 幸運を使い果たしていないか不安

うしろから一番だけど気にせずに誰の背中も見ないで走る

待ちわびた朝一番の飛行機で君の気持ちを確かめに行く

会社にはインフルエンザと告げておき朝一番の電車に乗った

誰ひとり喋らないからいちばんに口をひらいた 雨が降りそう
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by shiu57577 | 2005-03-27 01:26 | まとめの短歌

おもちゃのうた

車にはおもちゃもないしぼんやりと後部座席で天井をみる

暇だから隣に寝てる黒縁のめがねの人のめがねで遊ぶ

暇なのでメガネをおもちゃにして遊ぶ 遠くのビルが歪んでみえた

流行はどうだっていい もうだれも遊んでいないおもちゃうれしい

北欧で作られている知恵がつくおもちゃの柄はそうあれですよ

色あせたおもちゃをずっと飾るほど忙しいわけじゃなさそうなのに

晴れの日はおもちゃを置いて外に出て日が暮れるまで遊ぶべきです

2日前写した空は外国の色をしていた トイカメラロモ

パパがすぐ直してくれた 玩具ではなかった! ぼくのクラリネットは

お布団にひとりもぐってかじってた塩化ビニールのリカちゃんの足

オモチャならよかったのにとつぶやいて本物を持つ覚悟を決めた

欲しかったおもちゃは買ってすぐ壊れわたしに嘘を教えてくれた

コレクションみたいなおもちゃを触る手が見たことなくて動揺してる

父さんが買ったおもちゃを捨てる母 大丈夫ずっと覚えてるから

おもちゃなら良かったのにな 駄々をこね泣けば叱ってもらえるんだし
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by shiu57577 | 2005-03-27 01:25 | まとめの短歌

ゆめのうた

捨ててきた夢を笑顔で語られてわたしが泣いてまた笑われた

文集に残した夢はみんないつ叶わぬ夢と知ったのだろう

目覚めたら忘れたけれど思い出し笑いをしたい気分になった

ばかだからゆめのないことばかりいうきみのことばがりかいできない
馬鹿だから夢のないことばかり言う君の言葉が理解できない

夢なんてあたしにとってひまつぶしだれかかれかがそこにいるから

夢だってわかってたから存分に君を愛して愛してもらう

夢に見た暮らしもせずに暮らしてるここがほんとは夢の中かも

ぬるま湯の中だからこそ見れた夢 お湯をつぎたしながらまだいる

悔しがる顔を見たいという夢をかなえてそしてまた笑おうね
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by shiu57577 | 2005-03-27 01:24 | まとめの短歌

ほんのうた

どうせならきれいな本を買ってよと小さな僕が泣きべそ気味だ

読んでいるあいだに君は消えました 話したいこと見つかったのに

何もない日なんてとっくにないけれどこの背表紙は並べ替えたい

本ならばまだ「結」じゃないのは確か このまま終わるようじゃ売れない

脚本がないからだろう こんなにもやることすべてぎこちないのは

脚本を見せてくれたらもう少し上手く演じてあげられたのに

欲しいのにしらんぷりした 気づいたら消えてしまった 本のことです

腰までのお湯に浸かって読む本のように触ればいいのでしょうか

2年前偶然会っただけなのに借りた本はまだ読んでいません

どうしてか思い出せない本棚の教科書たちを処分した日を
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by shiu57577 | 2005-03-27 01:21 | まとめの短歌

あいとこいのうた

いい恋にしようと思う だからもう動かさないで置いておきます

恋しいとメールをくれたあの人の今日は楽しい結婚式です

少しでも恋を呼び込めればいいと4色のうち選ぶのは赤

明け方のゴミ捨て場から降り注ぐ光がよくて恋したくなる

抱きしめてもらえればいい でもあえて欲を言うなら恋して欲しい

意識して素通りをする棚の前 架空の愛をばかにしそうで

与えられることがあたりまえだったプールの底に愛はなかった 

愛ちゃんと綾ちゃんにはもう随分と振り回されてきた所存です 
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by shiu57577 | 2005-03-27 01:18 | まとめの短歌